潮の満引きについて理解できないとのコメントを頂いたので、詳しく解説させて頂きたいと思います。
直接的には、ホタルイカとの関わりは、あまりなかったのですが、知っておくとホタルイカの予想をする上で絶対に役に立ちます。
満潮のメカニズム
ホタルイカ取りをする上で、欠かせない条件の一つである満潮ですが。メカニズムはご存知ですか(・・?
満潮(干潮)の説明をするために次の3つのpartに分けて紹介しようと思います。
1、満潮時でも日によって違う高低差
2、満潮時の高低差は、太陽と月の引力で起きる
3、干満潮・大潮小潮の周期
以上、これらを紹介していきたいと思います。
1、満潮時でも日によって高低差が違う

満潮の近くにホタルイカを取りに行けばいいんでしょ(・∀・)ウン!!
という人も居るかと思いますが、それは半分正解です。
あとの半分は、1月に起こる潮の高低差の変化を考える必要があります。
満潮と干潮の間に、大きく変化する時期とあまり変化しない時期があります。
月、太陽、地球の位置や引力の関係によって潮の大きさ(高低差)が変わってきます。
そして、この高低差が大きいときが大潮、小さきときが小潮といいます。
また、潮は大潮と小潮だけではなく、5つに分けられています。
潮の種類は以下の五つです。
- 大潮 *海水面の高低差の大きい状態のこと
- 中潮 *大潮と小潮の間の高低差時期のこと
- 小潮 *海水面の高低差の小さい状態のこと
- 長潮 *干潮満潮の変化がゆったりとゆるやかに長く時間をかけてしていくこと
- 若潮 *長潮を過ぎて大潮に変化していく状態のこと(潮が再び大きくなる状態を”潮が若返る”と言い、長潮の翌日を若潮というそうです。)
また、ホタルイカが取れやすい順番で並べてみると
大潮→中潮→若潮→小潮→長潮
と言う順番になります。
つまり、
ホタルイカは、大潮の時の満潮時が一番狙えるということになりますね
2、満潮時の高低差は、太陽と月の引力で起きる
潮汐は月と太陽の引力により引き起こされると考えられています。
実際には、月の引力の方が大きく太陽の引力の約二倍ありますので、月の影響が大きいと考えられています。
引力のメカニズムは、月と地球には、万有引力という力が働いています。また、地球と月の運動の関係を保つために遠心力という力が反対側に働いています。
この二つの力が影響を及ぼし海水が引っ張られ、月がある向きとない向きに満潮ができることになります。また、何も力がかからない部分は、海水が少なくなり干渉にまります。

(引用サイエンスキッズ)
3、干満潮・大潮小潮の周期
干満潮と大潮小潮の周期はほぼ一致しています。
干満潮
干潮と満潮は1日に約2回起こります。
地球が満潮となるポイントは、月が見える場所とその真逆の場所です。
また、干潮は2つの満潮の間に来る場所で、干潮も1日に2回ずつ来るということになります。
干満潮の周期
地球は1日に1回自転をしており、月が周りを一回転することになります。
干満差には、月の引力の影響が最も大きいため、月に引っ張られる時が1日に2回あります。逆に影響のない時も2回訪れれるので、干潮・満潮が1日にそれぞれ2回来ることになります。
大潮小潮
大潮とは、月、地球、太陽が直線状に並び、地球に掛かる引力が一番大きい時に起こります。
月と太陽の引力に地球の海水が引かれることで、大きな影響を受け大潮となります。

小潮は、大潮とは反対に地球にかかる引力が分散されているときに起こります。
その条件は、月・地球・太陽の位置関係が地球から見て月と太陽が90度になるときが干潮となります。 90度になることによって月と太陽がかける合成引力の大きさが一番小さくなるので海水面の高低差が小さくなります。
大潮小潮の周期
大潮小潮の周期は、月の満ち欠けと同じ周期になります。
月齢と同様に満月・新月の時に、3つの惑星が直線に並ぶことで大潮となります。
下弦の月や上限の月の時(所謂半月)は、月・地球・太陽との関係が直角になっており、引力が分散し小潮となります。
月と地球は同じ自転軸を回っており、約1か月で元の位置に戻ります。
まとめ
月の見え方や潮の動き方についてご理解いただけたでしょうか
1、満潮時でも日によって高低差が違う
大潮→中潮→若潮→小潮→長潮の順番でホタルイカが取れやすい
2、満潮時の高低差は、太陽と月の引力で起きる
月・地球・太陽が直線の時に大潮、直角の時に小潮となる。
3、干満潮・大潮小潮の周期
干満潮は、1日2回。大潮小潮は、月に2回
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