雨が降っている日は、ホタルイカに取って悪条件が揃います。
そのような日を避けることでホタルイカの大漁に遭遇する確率がを上げることが出来ます。
先に、この記事に出てくる用語を説明した上で本文に入ってください。理解度が上がると思います。
用語説明
- 頭足類 : 頭と足が繋がっている生物。タコ、イカなど
- 汽水 : 海水と淡水が混じった塩分の薄い水。河口などで見られる
- 浸透圧調節 : 浸透調節とも言う。生体において体液の浸透圧を一定に保つ機構。浸透圧調節はすべて生体にとって大きな問題だが,海水より低浸透圧の体液をもつ海水魚,淡水より高浸透圧の体液をもつ淡水魚などでは生存上必須となる。まわりの浸透圧が高いときには,水分を吸収,塩類を排出,逆に低いときには水分を排出し,塩類を吸収する機構が働く。一般に,排出器官である腎臓や,呼吸器官の鰓などがその担い手である。(引用:コトバンク)
浮力が減る
物体が受ける浮力の大きさは、物体が押しのけた液体の重さに一致する。
Wikipedia
つまり、物体を液体に入れたときに、液体の濃度が濃い方が浮力が大きくなる。
よって、真水と海水を比べると浮力が大きいのは海水という事になります。
この効果より、ホタルイカも浮力影響を受け、海の中を上下していると考えられます。
雨の日は、雨水によって塩分濃度が下がります。これより浮力が弱くなり、ホタルイカが浮上できなくなります。
浮力についての解説動画です。
詳しく、理解したい方は一度ご覧ください。
ホタルイカは真水を嫌う
イカやタコなどの頭足類は、浸透圧調節機能が発達していません。
これよりイカは、淡水、汽水を嫌います。
雨が降ると海面の塩分濃度が下がり、汽水に近づきます。
よって、ホタルイカは海面を避け海底に行ってしまいます。
まとめ
今回は、「浮力の原理」や「ホタルイカが真水を嫌う事」を取り上げました。
この2つは雨の影響を受け、起こる現象です。
雨の日にはホタルイカも行動しないので、私も家でゆっくりしています。
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